ザ・ビッグ・ディッパー
イギリスのザ・ビッグ・ディッパーは、地上最悪のローラーコースター事故の汚名を持つコースターだ。
1972年当時ビッグ・ディッパーは人気の木製コースターで、このテーマパークの目玉であった。ガタガタいうオンボロなアトラクションで、定期的に念入りなメンテナンスを行う必要があったが、客にはとても人気だった。
同年、5月いつものように乗客を載せて出発、しかし頂上付近で異変が起きた。コースターを頂上に向けてひっぱっていたロープが切れたのだ。さらにコースターの後退防止システムが停止。コースター車両は猛スピードで坂から乗降場へ降下していき、コースターごと壁に打ち付けられた。当たりは血の海になる悲劇だったという。
この事故で子供5人が死亡、13人以上が負傷した。2年後にはこの大惨事を引き起こした怠慢が原因で閉園した。
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