祖母曰くその当時(昭和20年代)の的屋ってのはほとんどがヤのつく自営業またはその下っ端。
対する祖母は箱入りの新米教師。
為す術もなくかなりの額を巻き上げられ(母曰く一月分の給料
祖母曰くそこまでではないが中々の額)祖母は泣く泣く祭を後にした。
祖母は地元から離れた所に赴任していたが実家住まいで
祭に行って給料全部巻き上げられたなんて両親に言えるはずもなく赴任先の学校で一人べそをかいてた。
すると偶然学校に残ってた用務員のおじさんが祖母を見つけ
「どうしたんだい。何かあったの?」みたいなことを言ってきた。
祖母は祭に言って的屋に金を巻き上げられたこと
両親には言えないし周囲にも相談する人がいないってことを用務員のおじさんに伝えた
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