「・・・・・・」
「あ?返事でき・・ガブッ!!」
目を合わすよりも言葉を交わすよりも早く
坂倉は俺の横顔を殴りつけた。
俺は一瞬何が起こったかわからなかった。
いきなり殴りかかってくる事など想定していなく
「あれ?なんかほっぺたいてえな?」と
理解するのに数秒を要した。
しかし、頭の中で組み立て殴られた事を理解すると
「てめええ!こらあああ!」と
坂倉の髪を掴んで振り回す。
この髪をつかんで振り回したのまでは
覚えているが喧嘩の中身はよく覚えていない。
なんとなく覚えているのは
とにかく坂倉は防御を一切せず
俺が殴った上から無理矢理殴りかかってくるという
狂気じみた喧嘩の仕方をしてきた。
喧嘩自体は圧倒的な体格差も手伝い
俺の方が有利に進めていたと思うが
あまり記憶は定かじゃない。
ただ途中から一切防御しないで
続きは次のページから!!