Bさん「ん?鬼門の話か。まぁ、そんな感じなんやろうけど、裏Sにうちと同じ苗字が多いやろ?」
母「はい。多いですね、A君とことBさんの家は親戚やから当たり前やけど、
それにしても多いですね、S区には全然いないのに裏S出身者では結構みかけますしね」
Bさん「あの辺は昔から霊の通り道って言われとんな。
ナメ○○○(なんて言ったかは不明)とかそんなの聞いたことないですか?」
親父「いや、名前はしらないですけど、聞いたことはあります」
Bさん「まぁ、その地域はそういう地域でして、うちらの家系はほとんどが
霊感があるっていわれてたんですね。
それが原因で発狂する奴もおれば、
いきなり何するかわからんって感じでいつの間にかそういう集落、
部落になっていき差別されるようになったんですわ。」
母 「でもそれやと裏S区はかなり広いからおかしくないですか?
Bさんとこの家系だけで裏S区自体がそういう風にわかれるますかね?」
Bさん「うん、わかれるんやろうな。
最初は3,4の家のもんが発狂し始めてて、
でも、それが村中で始まってってなってって最終的に4,50件も起きれば、その周辺全体がおかしいって思われるやろうし
昭和の時代にそんなアホみたいな話を信心深く聞く人間が少なくなってきてるしな」
親父「それでも、それで部落になるんかなぁ。」
Cさん「まぁ、うちらの家系ではそう教わっとるんです。
だから生まれてきた子らには霊が見えるってことを前提に接しとる。
見えん子もおるやろうけど、霊は居るって教えとるんですよ」
俺 「いや、それと俺が体験しとるのとBさんの話と何が関係するんですか?」
Bさん「○君。最近Aの様子がおかしくなかった?
いきなり学校休んでるのは置いといてそれ以外になんかおかしいことなかった?」
俺 「最近っていうか、わからん。急に殴りかかってきたりしてたけど。」
Bさん「急にか、なんも言わんかったか?」
俺 「いや、急に。意味わからんし。
あ!そういうことか。
Aが急に異常になったってこと?
霊が見え初めて発狂し始めたんっすか?」
Bさん「いや、Aはまともや。
でも何をすればいいかわからんかったよ」
俺 「は?まともじゃないっすよ。
あいついきなり殴り始めたし、しかも笑いながら。
皆怖がって俺を助けようともせんかったし」
Bさん「○君、殴られたときに怪我するようなこと受けてないやろ?
いや、殴る事自体は悪いことやから庇ってるんじゃなくてな。
うちの家系での霊を見つけたときの対応は笑う事なんよ。
やけん、異常者に見られることもあるけど、普通は無視してるんやけどな。」
母 「ってことは、○に霊がついてたって事ですか??」
Cさん「うん、今も憑いてる。
それと○君ベランダに誰か見える?」
俺「はい??なんですか?ベランダですか?」
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