149: :2008/06/17(火) 10:43:51.19 ID:
それでも勇気を振り絞って声を掛ける。
「あの・・・志村さん。僕は何をすれば・・・」
完全にビビっていた。
どんな言葉が飛んでくるのか?
それが恐怖になっていた。
学生時代なら一瞬でボコボコにしていたような
小デブが社会で怖いのだ。
「これ。今回の台本。読んで」
ドサッと置かれたのはA4のコピー用紙をクリップで束ねたものだった。
これが台本というものか。
俺はそれに目を通した。
日本語なので理解は出来るが
本当の意味での、業界的な意味での理解はモチロン出来ない。
俺は一通り目を通してから
「読みました」と志村に声を掛けた。