カンニング竹山が明かす視聴率について!統計方法が時代と合っていないと話題に!!

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タイミングがズレている

竹山さんは、先日の放送について多く声を掛けれたことを明かしましたが、そのタイミングが放送日と「全部ズレてる」と自身が、月曜パーソナリティを務めるTBSラジオ「たまむすび」内で、このように訴えました。

「街を歩いてたら『キャンプ観ました』ってバンバン声かけられるの。でも言われるタイミングが全部ズレてる。ということはテレビを観るライフスタイルが変わってて、ラジオも『タイムフリー』で聴くし、テレビも自分の時間で観るようになってて、観てないじゃなくて、好きなやつは観てるわけですよ、好きな番組を」

テレビは録画やネットで、ラジオは過去1週間以内に放送された番組を聴くことができるサイト「タイムフリー」を通して、いつでも自分のタイミングで観られる時代になった今。

「…となると『視聴率って何だ?』となるんだけど、視聴率やラジオの聴取率が全てというのも正解。なぜかと言うと、テレビ局もラジオ局も一企業なんです。企業というのは数字が必要で、商品を売る会社は目標やノルマがある。じゃないと組織や会社というものが動かない。数字は絶対に必要なんだけど、その数字の出し方が、もう時代とマッチしていないんじゃなかろうかって」と語る竹山さん。

リアルタイムだけじゃない

竹山さんは、一企業として「数字は絶対に必要」と前置きした上で、統計方法に疑問を提訴。

さらに、「視聴率で『あの番組は悪いんでしょ?じゃあ観ない』『このドラマ面白いの?じゃあ観ようかな』って、内容を観てないのに評価してしまう世の中があるから、時代とともにどうにかしないと、正しいデータが出てないような気がして…」と言及。

番組パーソナリティーのTBSの吉田アナは、「TBSのドラマ『カルテット』は視聴率は低かったが、実際には『観ている』という声の方が大きかったので悔しい」と意見しますが、それに対し竹山さんは、ある噂について語りました。

「そうなんですよ。視聴率悪いドラマって言っても、意外と自分のタイミングで観てたりする。噂によると『録画している数とかも実は分かっている』と聞いたり聞かなかったりするんですけど。噂でしか知らないけど、もしそれがあるのならば出していかないと…」

「録画している数」も把握しているという噂。竹山さんは少し曖昧なようでしたが、実際そういった調査はすでに開始されています。

噂は実在しています

ここからは、その統計についてご覧ください。

【元ネタ画像5枚目】

タイムシフト視聴率とは、視聴率調査会社・ビデオリサーチが提供している視聴率統計のことで、ハードディスクやDVDなどのビデオレコーダーで録画視聴している世帯の統計のことです。視聴実態をより正確に調べることを目的に、2012年夏に試験的に東京都都心から30㎞圏内に住む213世帯のビデオレコーダーを持つ世帯を対象として開始。

2015年からは提供を開始し、2016年10月からは対象地域を関東地方1都6県の900世帯に広げて試験集計を実施しているそうです。

【元ネタ画像6枚目】

こちらは、リアルタイムで統計を取っている世帯とは別の世帯が対象で、放送日から7日以内(放送時点から168時間以内)のタイムシフト視聴を測定します。統計方法は、単発ものはそのまま反映され、複数回放送の連続番組については、期間中に放送された全部の放送回の平均数値が対象となっているそう。

視聴率を比較してみると…

こちらの表は、「2016年10月クール(2016年10月3日~2017年1月1日)」のもので、左が「総合視聴率」、右が「タイムシフト視聴率」の上位20番組。総合視聴率はお正月の特番が上位で、タイムシフト視聴率は15番組がドラマという結果となり、リアルタイムとタイムシフトの視聴率を合わせると20%を超える番組もかなりありますね。

タイムシフト視聴率はドラマが上位

こちらは「2017年1月クール(2017年1月2日~4月2日)」のもので、左が「総合視聴率」、右が「タイムシフト視聴率」の上位20番組。総合視聴率はスポーツが上位で、やはりタイムシフト視聴率はドラマが主体。

TBSドラマ「カルテット」は、総合視聴率では30位圏外ですが、タイムシフトでは4位にランクイン。やはり、吉田アナのおっしゃっていたように「観ている」という声が大きかったこともこの結果で納得ですよね。

竹山さんの疑問により、タイムシフト視聴率の統計調査があることがわかりました。ただ、現在、関東のみで行われています。今後、全国へと広がっていくことを期待します。