2人の不仲が始まったきっかけ
2017年4月26日放送の「1周回って知らない話」(日本テレビ系)に、ゲストとして南海キャンディーズが出演しました。
番組では世間で噂になっている「コンビの不仲説」を取り上げ、二人は当時のことを振り返りながら、赤裸々に真実を話しました。
<<南海キャンディーズの2人が一緒に写っている画像を使用してください>>
M1準優勝に浮かれることもなく、お笑いに対しストイックで野心家でもある山ちゃんは、さらに上を目指し、毎日必死にネタを作り続けました。
ある日山ちゃんは、相方であるしずちゃんに「大きい女性のあるあるを考えてきて」と宿題を出します。そして1週間後、しずちゃんは山ちゃんに自分で考えた「大きい女性のあるある」が書いてあるノートを手渡しますが、それを見た山ちゃんが激怒します。
その理由は、ノートに「10個のあるある」しか書いてなかったからです。「え!?たったこれだけ!?少なすぎるでしょ!」と怒る山ちゃんと「一生懸命考えたのに…」と落ち込むしずちゃん。2人の間に初めて溝ができてしまいます。
不仲がエスカレートするきっかけになった事件
2人はピンでの仕事が増ていきましたが、2005年のある日、しずちゃんに2006年に公開された映画「フラガール」の出演オファーが来ます。この件をマネージャーから最初に聞いたのは、しずちゃんではなく山ちゃんでした。
相方であれば喜ぶべきこのオファーですが、嫉妬に駆られた山ちゃんは、マネージャーに「しずちゃんに内緒で断って」と、とんでもない奇行に走ってしまいます。
結局マネージャーの計らいでしずちゃんは映画出演を果たし、演技が認められ「日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞しましたが、後に山ちゃんの発言を知ったしずちゃんは、「足引っ張ることを考えてんねや…」と大きなショックを受けてしまいます。
その後しずちゃんは映画出演をきっかけにどんどん仕事が増え、それに伴い山ちゃんの嫉妬心もますます膨らんでくことに。
番組でしずちゃんは「山ちゃんから旅行の日に嫌がらせのメールが来た」ことや「山ちゃんの自宅にあるパソコンで、自分の悪口を語るサイトが開かれていたのを見た」ことを語り、山ちゃんは「精神的に追い詰めるのが得意」だと話していました。
しずちゃんも山ちゃんを嫌っていたことを認め、携帯電話に山ちゃんの名前を「泥」と登録していたということですが、山ちゃんに比べると可愛らしい嫌がらせだと思えますね。
解散の危機を救った人物とは!?
不仲がエスカレートしたことと、相方だけが売れていく疎外感から、山ちゃんはコンビの解散を考えるようになっていきます。
悩み続けた山ちゃんは、昔から自分を可愛がってくれた先輩芸人である、メッセンジャーあいはらさんに「僕、もう解散しようと思っています。向こう(しずちゃん)も望んでいるなら解散しようと思います」と打ち明けました。
それを聞いたメッセンジャーあいはらさんは、山ちゃんに対し「お前はクズだな!」と言い放ちます。
そして山ちゃんに、以前しずちゃんに「山里はあんなんだから、嫌な思いをいっぱいしてるやろ。でも、頼むから解散はしないでやってくれ」と話したことを教え、それに対してしずちゃんが「解散を考えたことは1回も無いんです。私が今ここで好きな仕事が全部できているのは、山ちゃんが拾ってくれたあの日から始まっているんで、その人を私から切るなんてことは無いです」と答えたことを伝えました。
その直後、メッセンジャーあいはらさんは山ちゃんの胸ぐらを掴み「お前これ聞いて何とも思わなかったら、さすがに俺がお前殺すぞ」と言ったそうです。
メッセンジャーあいはらさんは後輩のことを気遣い、先回りして動いてくれていたんですね。
番組の後半でしずちゃんは「2011年にボクシングをやった経験から、山ちゃんのお笑いに対する情熱が理解できるようになった」と話し、この頃から2人は以前のように歩み寄るようになったそうです。
現在は単独ライブを計画中の南海キャンディーズ。コンビでの活躍が増えていきそうですね。