有吉弘行が嫌いと公言する芸能界の「楽屋挨拶のルール」を品川祐が語る

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女性芸能人の悩み

4月9日に『テレビじゃ教えてくれない!業界裏教科書♯9』がAbemaTVで放送されました。

番組ではお笑いコンビ・品川庄司の品川祐(44)が、生徒役である若手の女性芸能人5人に処世術を伝授しました。

講師役である品川が登場する前、それぞれが悩みを語りました。

「ドラマで演者さん、先輩との距離感、立ち回りが難しいです」

「先輩に話かけたりはするのですが、嫌がる人もいます。どうすればいいのでしょうか」

「トークが苦手です。リズムが他の人と違うようで、追いついていけない」

「どこのタイミングで合いの手を入れていいのかが分からない」

「とにかくどうすればいいのか分からない」

基本的には「何が正解なのかが分からない」というところが悩みのようです。

まるで新入社員の悩み事相談のようです。

収録前の楽屋挨拶はしたほうがいい

講師役の品川は、収録前の立ち回り術として何が求められるかをほのかに質問しました。

聞かれたほのかは「挨拶?」と回答しました。

これは正解です。

品川は自身の失敗談を語りました。

僕、やってなくて怒られたことがあるんですよ。ダウンタウンの浜田雅功さんに怒られたことがあるんです。なんでしなかったんだろうね?相方の庄司(智春)が楽屋へ行っているのに、オレは行かなかったんですよ。でも、愛があるお叱りでした

挨拶はやはり基本中の基本のようです。

しかし、スタジオ収録前にメイクをしたり台本読んだりする人もいます。

大切な仕事を前にそちらを優先すべきだと考える人もいるそうです。

それでもやはり、品川は「しないより絶対した方がいい」と語りました。

有吉弘行はNGと語る

続けて、品川はある芸能人について語りました。

『挨拶なんていいっすいいっす』と言いながら、挨拶をされて嬉しい人もいるんですよ。でも、本当に来て欲しくない人はいます。それは、有吉弘行さん。挨拶とかは嫌いだと公言しています。『挨拶に来ないでいいです』という貼り紙を貼る人もいます。『打ち合わせ』の貼り紙をする人もいます。今田耕司さん、土田晃之さんははそんなことはない。今田さんは、グラビアの人を大歓迎していますし、僕らが行ってもウェルカムで挨拶してくるのです

この話を聞いて、都丸は「行かない方がいい方ってのもいますが…」とその見極めに悩むとコメントしました。

品川はそれでも行って鬱陶しいと思われる方がいいと回答しました。

確かに、挨拶もしない後輩だと思われるよりはマシかもしれません。

笑顔がマスト

また、品川は「自分ルール」を作っているそうです。

楽屋への挨拶は芸人の先輩にしか行かないと語りました。

役者やアナウンサーに対しては「前室」という、スタジオ手前で挨拶するそうです。

ここで「前室では必ず〇〇を作る」というクイズが出題されましたが、その答えは「笑顔」。

品川は若手時代、笑顔がなく、煙草も吸っていました。

先輩やスタッフが来てもそっけなく「あっ、こんにちは」のような接し方をしていたため、多少の悪評も立ったそうです。

「だから、笑顔の方が多少気持ち悪いと言われても笑顔の方がいいってこと」と品川は語りました。

前室での居場所問題

また、堀田は前室での居場所についての悩みを語りました。

「仲いい人が固まっているし、誰と話していいのか、分からない。けっこう居場所がないんです」と悩みを吐露しました。

それに対し、品川は端っこで椅子に座らないようにしていると自身の場合を語りました。

しかし、逆に都丸は「私はぐいぐい行ってしまってました。話しかけたり、横に行ったり…。浜田さんの横にも座ってしまいました」と告白しました。

これには、品川はこう苦言を呈しました。

リアルな話をしていいですか?浜田さんからはそれで気に入られるかもしれない。でも、『浜田さんの隣行っていやらしいな』とか、後輩芸人とかは『よく浜田さんの隣に座れるな』と思う人がいるかもしれない。『座れば』と言われた時に座ればいい

今回の件に関しては都丸は、「座れば」と言われたから座ったそうで、これは品川のセオリー通りの行動とのことです。

ただし、これからは真っ先に座るのはやめると宣言しました。

品川は「1人でも、イヤだと思う人がいたら損じゃない。前室は、色々なことが巻き起こるからね」と語りました。

端っこにいればいい

また、品川は、出演するタレント同士が喋っているのはいいが、メイクとスタイリストと女性タレントがぺちゃくちゃ喋っていて、しかも通路の邪魔になるのがイヤなのだと付け加えました。

自分達で空気作ってさ…。ミュージシャンとかはわかるんですよ。ダンサーとかが『がんばるぞ、おぉ!』というのは分かる。それなのに、出演しないスタイリスト、メイクと喋っていてもなんの生産性もない。あれはやめてほしい。それをするぐらいだったら、端っこにいればいい

謙遜はナイフ

話は楽屋挨拶に戻ります。

では、果たして何をしゃべればいいのでしょうか。

「(その人が出演した)本当に面白かったドラマとか番組は言う。」

「この間観た番組が面白かったら、先輩だろうが後輩だろうが『面白かったですね』と言うようにする。」

品川はさらに小池徹平さんとの楽屋挨拶での体験を語りました。

本当は嬉しいんだけど、謙遜しちゃうんだよね。『あぁ、全然全然。ありがとうございます』みたいにやってしまいがち。でも、小池徹平さんに、『今日もかっこいいね』といったら『ありがとうございます!』と言った。

立ち居振る舞いのキーワード

「謙遜はナイフ」と表現した小池徹平さんの意見は、芸に真摯に向かい合っているからこそ言えるの言葉です。

せっかくの褒め言葉を謙遜で返すのは時には失礼かもしれません。

いづれにせよ、収録前の立ち居振る舞いのキーワードは「控えめ」「取りあえず挨拶」「笑顔」にあるようです。

これは芸能界に限らず、社会生活のどの場面でも言えることかもしれません。