その発言は、2017年1月1日『ワイドナショーSP』でのこと!
『ワイドナショー』は芸能ニュースやワイドショーが嫌いな松本人志がレギュラーコメンテーター、東野幸治が司会進行する番組。松本らコメンテーターが個人的意見を発言するなど、ゴシップで取り上げられる立場の芸能人に反論の機会を与えるという情報・ワイドショー・バラエティ番組。
正月特番の「ワイドナショーSP」には、ベッキーさんと乙武洋匡さんが、そろってゲスト出演!ってよく出演してくれましたね~。凄いな!松本さんが2人を“ゴジラ対ガメラ”と紹介!それ以上ピッタリな表現はないですね。
その後も、この2人にこれを言えるのは日本で松ちゃんだけだなっていう質問が炸裂です。乙武さんの不倫騒動について、ベッキーに質問したのは“私の方が少し収まるな、っていうスケベ根性みたいなものがあったかどうか”というもの!
ベッキーもバラエティーモードで“ゼロではないかも知れない”スタジオの笑いを誘ったそうです。ところが松ちゃんのトーンに変化が表れ始めたのが「バラエティ番組のワイドショー化」「テレビが抱えるジレンマ」といったテーマに移るころから。
司会の東野幸治さんから、自身のテレビでのコメントがネットなどで様々にとり上げられることについて聞かれると、「いろいろ芸能ニュースがあるけれど、事務所の力関係とか、大きい事務所のスキャンダルは扱えなかったりすることが、やっぱりあるんです」と、驚きの発言をしたのです!そんなこと言って良いの?
芸能界が一般社会と離れていく!との指摘も。
松ちゃんの話しは、さらに続きます。その力関係の違和感は一般の視聴者にはバレてるやろ!ネット社会だから、どんなニュースが上位か一目瞭然なのにTVのワイドショーでは取り上げない!
それが変だ!ということをテレビ業界の人たちが気付かなければテレビはドンドン時代遅れになっていくし、芸能界と一般社会が増々離れていっちゃう…それは寂しいし、悔しいと語ったのです。
ベッキーだけでなく、ヒロミさんやウエンツさんらもシーンとなってしまったとのこと。そして、なぜあそこは扱わないの?っていったら、大概その事務所が大きかったりして、いろんな問題が出てくる。でも、そこをシッカリと扱えるようになれば良いと思うんです!と、さらに話を続けました。
たしかに、ジャニーズ事務所やバーニングプロダクションはテレビでは完全にタブーになっているそうです。とくにこの1年はそのことが目立った年だったかも…。
SMAP解散報道ではジャニーズ事務所の批判は一切封印。レコード大賞をめぐっては周防郁雄社長率いるバーニングプロダクションが三代目J Soul Brothers受賞の見返りに1億円の買収工作費を受け取っていた決定的不祥事を「週刊文春」にスクープされたのに、テレビは1秒も触れなかったのです。
ただ、ゲスト出演していたウエンツ瑛士は自身がバーニングに所属しているということで、涙目になりながらも少し本音をもらしてしまったようで大丈夫だったのか?と心配してしまいます。
確かに、こういった体制に警鐘を鳴らした松ちゃんに対しては、ネットは「よく言った!」「自分もタレントでありながら、ここまで踏み込むのは松ちゃんだから!」という評価が大勢を占めているようです。
けれど、その松本さんの発言に対し厳しい声も上がっています。確かに、これまで誰も触れなかった大手芸能事務所タブーの問題には触れたものの、具体的に「ジャニーズ」とか「バーニング」の名前を挙げたわけではないので、タブーを温存させたままじゃないの?というもの…。
そして、ネットで話題になっていることを話すことができないのはテレビ局が悪いと責任転嫁しているという見方もあるようです。そして、極めつけは松本人志ほどのポジションなれば、ジャニーズだろうがバーニングだろうが、少々何を言ってもテレビ局から抑えこまれることはないはず!とのこと。
それを自主規制した上で、自分がテレビの被害者のように語るのは、卑怯すぎるのではないかということです。
そして、彼自身も吉本興業という事務所に守られているという自覚が無いのか、有って発言しているのか!とも。
ウ~ン。そう言われてみれば、一理あるかもしれないなぁ~とは思います。事務所の力で松本人志というタレントもメディアタブーになっているかも?ただ、松ちゃんの警鐘はTV業界においては必要な気がするのです。