父は
「君がうちに訪ねてこなかったら、そんなことは考えもしなかったろうが、君がうちに訪ねてきたということは、娘がひどい目に合ってることを知っていたということだね?だったら、私も企業人としてではなく私人として対処させてもらう。お引き取りください。」
と言いAさんを帰らせました。
結局父は契約の更新をしませんでした。
後になって兄に尋ねると、
「仕事に私情は挟んでいない。ただAさんの会社と同じ条件で、同じ品質のものを作ることのできる会社は他にもあるから、そこは人としての信頼がものをいう。」
と言われました。
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