「実は、
お宅が引っ越しの時に壊した岩は、
境界線岩ではなくて、
呪いの岩だと言われていた」
「うちも、
ここに家を建てる時に
岩をどかそうとしたのだが、
罰が当たるといわれて、
そのままにしておいたものだ」
「お宅が切り倒した庭木は、
亡くなった隣家お爺さんが、
幼くして死んだお爺さんの
弟を偲んで植えたものだと聞いている」
「深夜、お宅の庭に、白い影がユラユラ漂っているのを何度か見たことがある」
父の話が終わると、
隣家母親は素っ飛んで自宅に帰った。
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