312: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/10(木) 08:09:09.78 ID:dJo6rKXvi
次の日の放課後、
部活に行こうとしていると山口に引きとめられて
山口「なんか昨日変なグループに誘われたんだけど…」
と言われた。少し気になって、
のび太「なにそれどんなグループ?」
山口「グループ名は3ー○(俺のクラス)っていうグループ名なんだけど、メンバーが変でBOSSとマサオと野球部とイケメンとか、あと男子いろいろ」
嫌な予感がした。
山口「なにかなー?って興味本位で入ってみたらいきなり、
BOSS「最近Yうざくない?」
っていう愚痴から始まったんだ。」
山口「多分Y(その時クラスでも結構嫌われていたやつ)のことだと思うんだけど、いろいろ悪口とか黙って聞いてたら変なとこがあったんだ」
のび太「なに?」
山口「なんか話してるうちに
マサオ「特にチワと絡んでる時とかすげぇうざすぎる、見ててイライラするわ」とか言ってんだよ。
で、あいつ絡んでるっけなーって思いつつもチワの悪口言ってたから気分悪くなって退会したんだけどね。」
313: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/10(木) 08:11:20.76 ID:dJo6rKXvi
俺はそれをはじめて聞いたとき全部芝居だと思ってた。
山口は自分はイジメられてることはわかってるけど
それを隠そうとしてるとおもった。
でも実際は違った。
本当に山口は気づいていなかった。
そこで、俺は言ってしまった。
のび太「山口…それお前のことだ」
山口「え?」
のび太「そのYはお前のことらしい。」
山口「そうなんだ…まぁそんな気はしてた…」
のび太「ごめん…黙ってて」
山口「なんでお前が謝るんだよ」
のび太「ずっと知ってたのに、黙っててごめん」
山口「もう…いいよ…」
314: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/10(木) 08:13:24.22 ID:dJo6rKXvi
そう言ってお互い練習場所に戻った。
帰りも一緒に帰ったけど、山口の気分はどん底だった。
話しかけても「うん…」「あぁ…」とかしかいわなかった。
そこからだった。
いつもの様にワチャワチャと
騒ぐだけのグループじゃなくなっていったのは。
それから山口はちょっとずつだけど、騒ぐことをあまりしなくなった。
「チワちゃんチワちゃん!!」とチワに無駄絡みすることや、
「チワは俺のもの!」と肩を組んで帰ることも少なくなった。