最近の日本では、あまり見られないスイギュウ。アフリカの森林地帯やサバンナに住むスイギュウで、本種が生息する地域では「未亡人製造機」や「黒い死神」と呼ばれ恐れられています。実際のところ、アフリカではどの陸生動物よりも犠牲者が多いと考えられています。近づかない限り、襲われることはありませんが、もし知らぬ間に近づいてしまった場合には、最大で1トンにもなる巨体が遭遇者めがけて時速50kmで突進してきます。
また、アフリカスイギュウはスポーツハンティングの対象になっていますが、スイギュウを一撃で仕留められなかった場合、ハンターはスイギュウから突進を受けて死亡することも、実際にそのような事故がたびたび起きています。
14位.ライオン 年間250人
基本的にライオンは、人間を食べることはありません。しかし一部のオスは、人間を捕食することがありその中でも、人を喰ったことで最も名が知られているのが「ツァボの人喰いライオン」たちです。
この2頭のライオンは、1898年3月から9ヶ月間に渡って、ウガンダ鉄道の敷設作業を行っていた従業員を、28人殺して食べたとされています。
これはかなり昔の事件ですが、今でもライオンが人を襲って食べるということがあるそうです。現在でも、タンザニアだけで、毎年70人近くがライオンの犠牲になっていると推測されています。