千葉県浦安市を悩ませる野良猫問題とその解決策
2016年11月24日放送の『あさイチ』で、千葉県浦安市の試みが紹介されました。
この試みは簡単にまとめると、次のようなものです。
地域猫に関する記述
千葉県浦安市が配信を開始した、地域猫アプリ。
地域猫とは俗に言う「野良猫」のことで、市が管理することで住民トラブルを減らす試み。1匹1匹の、名前、生息地、特徴、不妊去勢手術などの情報を共有し、誰がその猫を管理しているかが分かる仕組みになっている。
野良猫の糞尿問題などで、迷惑をこうむった人が「毒エサをまいたこと」がキッカケに始まったプロジェクト。
野良猫の飼育管理の問題は、行政を悩ませる問題の一つだといわれています。
浦安市は、野良猫を地域猫として、人との共存を目指そうと新しい取り組みを開始したのでした。
こうしたアプリが導入され、人にも猫にも良い環境が築かれるといいですよね!
しかし毒エサをまいただなんて、ちょっと物騒で驚きます…。
すごいね、野良猫でなくって、地域で飼ってる地域猫 #あさイチ
— マニラで雪 (@neige_manille) November 24, 2016
飼ってた猫が毒餌食べて死んだ→毒餌をまかれるのは迷惑に思ってる人がいるからでは?→地域猫を登録するアプリを開発って、発想が凄い。 #あさイチ
— たけ(つらい(つらい)) (@take_it02) November 24, 2016
ある視聴者からの投稿に対応した井ノ原快彦さんに拍手!
番組も後半に差しかかった頃、番組宛に視聴者から1枚のFAXが届きます。
数年前、猫の糞尿被害に悩まされました。
近所で餌をやっている人がいたため、猫が大発生(裏の空き地に20匹くらい昼寝)し、毎朝家の庭に5~6個の糞がしてありました。
毎日糞の始末をし、気が狂いそうでした。
去勢手術だけでは解決しません。
毒餌をやった人に同情します。
この視聴者は、野良猫で迷惑を受けたのでしょう。野良猫という番組テーマに過剰に反応してしまった様子で、毒エサを与えた人を肯定するといった意見にスタジオは騒然。
このFAXを見た井ノ原さんは「色々な考え方があるのは認めるけど」と、前置きした上でこのように語りました。
「殺しちゃダメ。絶対にダメ」
「子どもたちが見ているかもしれないんです」
「何かよくしようと活動している人を応援してあげてほしい」
「色々大変だったのは分かるけど、(毒エサを与えることを肯定することは)考え直してほしい」
FAXの送り主が不快に思わないように、「一緒に考えていきましょう」と諭すような優しい口調で言葉を選ぶ井ノ原さん。
しかし、彼自身の意見もしっかりと伝えていたのでした。
この井ノ原さんの対応に賞賛の声が届きます。
あさイチで、地域猫に関してペンネーム猫嫌いさんから「避妊手術だけでは解決しません、毒餌をあげた人に同情します」というFAXが紹介されていて、イノッチや柳澤さんが「殺しちゃダメ、絶対にやっちゃダメ」とビシッと言ってくれてよかった……#あさイチ
— 姫野ケイ(フリーライター) (@keichinchan) November 24, 2016
動物虐待を防ぐのに
地域猫アプリとか工夫してる人にのら猫被害を訴えるFAX
動物は好き嫌いあるし難しいなと
思ったらイノッチが
色々あるけど良くしようと頑張ってる人は温かく見ようよ。
という感じのコメントに
納得、癒された。(*´∇`*)??#あさイチ— Strawberry-Kitten (@milkand_kitten) November 24, 2016
イノッチってなんでこんなに角が立たずに多くの意見をまとめられるんだろう。ほんとスゴイ #あさイチ
— 夜月@ツキノウタ永遠再生 (@pecopon_emina) November 24, 2016
井ノ原さんの発言は素晴らしいと思います。
とっさの判断が求められる中、物事を穏便にやりすごす対応力と、より良い解決策を見つけようと呼びかける対応に思わず拍手!
井ノ原さんの発言をきっかけに、人間と野良猫との共存を考えるよい契機になればと思います。