「百獣の王になりたい男」武井壮にあった悲しい過去。→彼の”野獣のハート”はその体験から生まれたものだった。

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若すぎる兄の死

「エネルギッシュ」「パワフル」が代名詞のようなアスリート・タレントとして今や、バラエティーからスポーツ番組に引っ張りだこの武井壮。しかしそんな彼には、その姿からは想像もつかない悲しい体験があった。それは2歳年上の兄の死。俳優志望だった兄は中卒で修行をかねて坂上忍の付き人になった。ところが24歳のときにガンを発症。わずか1年で逝去。歳も近く、たった一人の兄弟だっただけに武井のショックは大きかった。
坂上忍はそんな兄の死後「これ以上愛情を注げる人間はいない」といまだ新たな付き人はおらず、兄の人柄が忍ばれるエピソードだ。
そんな失意のとき彼の耳に兄の声がした。その言葉に武井はふるい立った。その言葉とは。

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