成宮少年を襲った母親の死、そして芸能界入り
成宮寛貴さんは、母子家庭で育ちました。
その影響からか、中学校は1年までしか通っておらず、14歳の時には最愛の母親が他界…。
高校には進学せず、6歳下の弟の親代わりとして引越のアルバイトなどで自身と弟の生計を建てていたようです。
出典 Flickr
学校に行けなかった成宮少年は、世間に出て“学歴”の大切さを感じたそうです。
「せめて弟には学歴をつけさせてやりたい」
そんな思いから、弟を浪人させてまでランクの高い大学へと進学させました。
成宮寛貴まじで尊敬する!
母子家庭で14歳の時にお母さんが亡くなって弟と二人で暮らさなきゃになって学校辞めて14歳から働いて弟を大学まで行かせたとか…
まじ尊敬する pic.twitter.com/w6BTxgLCem— 原 祐也 (@yuya3153) August 28, 2015
成宮さんが芸能界に入ったきっかけも 弟の生活や学費を支えるためだったそうです。
芸能界は、学歴がなくても実力次第で上にいけて稼げるところです。成宮さんにとって、希望と合致した世界でした。
弟からの手紙に感動!成宮寛貴の家族愛
俳優として活躍の場を広げている成宮さんは、TBSの番組「A-Studio」で、弟からの手紙を受け取ります。
手紙の内容を聞いた成宮さんは、涙を必死でこらえているようです…。
兄へ
幼少の頃は母が出張で、留守にしがちでよく二人で留守番をしていましたね。
イタズラ好きな兄は、寂しくないようにと私をからかい泣かしていました。
お蔭で泣かされていた記憶が多いです。母が亡くなった葬儀の時は、泣いてばかりの私に「最後ぐらい我慢しろ。お母さん心配で休めないぞ。これからは二人で頑張ろう」と涙をため、手を強く握りながら言っていたのを今でも強く覚えています。
二人で生活を始めてからは、家にも帰れないような忙しさの中でも「人気商売だからここで頑張らないと」と台本を片手に家を出ていく姿は本当にかっこよかったです。
当時、まだ二十歳ぐらいだったにも関わらず、兄は私に父のように、母のように厳しく、優しく、接してくれました。
そのお蔭で私は進んでこれたのだと思います。兄が当たり前のように自分の青春に変えてまで、弟を育ててくれたことに感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
これからもお身体に気をつけて頑張ってください。弟より・・・
引用 YouTube
母親が亡くなった時、悲しみを堪えて気丈に振る舞った成宮少年の姿…。涙が出ます。
弟さんの面倒をみるため、親の代わりをしてきた兄・成宮さんへの感謝の思いが綴られていました。
兄の頑張りと愛情は、弟さんにしっかり伝わっていたのですね。
自身の全てを弟のために注いできた成宮さんの苦労を思うと想像を絶します。
弟への愛情で頑張ってこれた兄。成宮家の兄弟愛にとても感動しました。
多くの苦労を経験してきたからこそ、彼の演技は人々の心に響くのでしょう。
良い俳優さんなので、もう一度復帰して欲しいと願います。