原口選手へのコメントから溢れるサッカーへの想い
日本サッカー界に長年君臨し続けるカズ選手。
自身の記録を塗り替えられて、さぞ悔しいのでは?そのコメントに注目が集まりました。
カズ選手は、「素晴らしい、上手くなる方法を教えて欲しい。カズ会にもぜひ参加して欲しい」とコメントしました。
※「カズ会」とは、海外リーグで活躍する選手との交流を目的にした、カズ選手主催の食事会
親子ほど年の差がある原口選手に対して、「教えて欲しい」といった謙虚なコメントが残せるのも、カズ選手の‟人に対する接し方、サッカーに対する考え方”があるからこそ。
原口選手を一人のプロ選手としてリスペクトし、自身を向上させたい意欲が感じられます。
長友選手、香川選手との交流秘話
海外リーグで活躍する一流選手たちもまた、カズ選手には一目を置いているようです。
長友佑都選手と人気タレント・平愛梨さんとの交際を知ったカズ選手は、「アモーレを先に使っていたのは僕ですけどね(笑)」とユーモアを入れつつ祝福のコメントを残しています。
2016年のカズ会の席では、長友選手を流行語にもなった「アモーレ」で出迎えてくれたそう。
こうしたユーモア溢れる一面から、カズ選手の人柄と親しみやすさが伝わってきますよね。
長友選手のコメントから、カズ選手に対する憧れが伝わってきます。
「いろいろなお話をさせて頂き、カズさんの人間性、夢を追いかけ続ける姿勢に感動しました。いつまでも僕たちのヒーローであるカズさんに刺激を頂き、自分もまだまだ頑張らないといけないと気持ちになりました」
みなさん、いい笑顔してますよね!
また香川真司選手も、「僕の憧れであったカズさんとの食事会!」という言葉とともに、カズ選手との2ショット写真をInstagramに投稿しています。
香川選手は、2013年にプレミアリーグの名門『マンチェスター・ユナイテッド』に移籍しましたが結果が残せず、古巣の『ドルトムント』に戻ることになった際、「また挑戦者としてやっていきます」とカズ選手に連絡を入れたそうです。
すると、カズ選手から「どこに行っても“香川真司らしく”頑張ってください。またドイツに行く理由ができました」とエールが送られ、香川選手の復帰試合を見るためにドイツへと渡る準備を固めていたそう。
カズ選手からの「香川真司らしく」というエールは、香川選手に大きな勇気を与えたことでしょう。
カズ選手が多くの選手たちに尊敬される理由
年下の選手に対して敬語で接することについて尋ねられた時、カズ選手は「後輩たちからは敬語はやめてくださいって言われるんですけど、僕が『おい!』って感じで強く言えないだけですよ」と照れながら話していたそうです。
カズ選手には年功序列という意識はなく、一人一人をプロのサッカー選手としてリスペクトする気持ちがわかります。
長谷部誠選手は、ある著書でカズ選手に対して「まだまだ成長できる手ごたえがあり、そして、いまだ自分のプレーに納得していないのだと思う」と書いています。
カズ選手は、他の選手が食事をしていても、時間になると「じゃあ、明日練習だから」と言って帰るそうです。
50歳近くでなお現役を続けるカズ選手を支えるのは、他ならぬサッカーへの情熱と向上心!
何歳になっても変わらないプロ意識と努力こそ、多くの選手たちのモチベーションと目標、そして憧れになっているのでしょうね。
キングカズ、素敵すぎる!