普段あまり出演しないバラエティ番組にて
3日に放送された日本テレビ「深イイ話&しゃべくり007」にゲスト出演した柳楽さん。番組では「俳優なのに〇〇」というお題で彼の知られざることが紹介されました。
柳楽さんといえば、史上最年少でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞し世間の注目を集めました。そこから一気に実力派俳優として駆け出していきました。しかし、一方で2008年に薬物の過剰摂取で救急搬送されたり、20歳前後では激太りしたりなど俳優業以外でも世間を騒がせた過去を持っています。
激太りについては、精神的ストレスからご飯を食べすぎたと明かしています。史上最年少でのカンヌ国際映画祭で受賞したことで周りからの期待が重く感じたのでしょうか。
現在はスリムな体型を維持
現在はスリムな体型になりましたが、そのきっかけになったのが2012年に亡くなった中村勘三郎さんの一言でした。特に接点もなく直接かかわったのはたった一度きり。しかし、中村勘三郎さんは柳楽さんにはっきり言いました。
「君は見栄えが悪いから、俳優辞めなさい」
初対面の相手に対しあまりに失礼な言葉とも取れますが、勘三郎さんには柳楽さんの持っている内面の力が外見のせいでダメになってしまうことを危惧し、俳優業に力を入れてほしかったのかもしれません。
柳楽さんもこの言葉を真摯に受け止め「本当にありがたい」とダイエットに励み、ボクシングなどスポーツをすることで2~3か月で20キロの減量に成功しました。
その後柳楽さんは、映画やドラマ、CMに精力的に出演しています。今年はNHKドラマ「おんな城主 直虎」などすでに3本の連続ドラマに出演しており、今月14日に公開される映画「銀魂」では鬼の副長の土方十四郎を演じます。
2018年には「散り椿」にキャスティングされるなど絶好調な柳楽さん。
しかし、勘三郎の一言がなければ今の柳楽さんの活躍はなかったのかもしれません。まさに人生を変える一言だったのだと思います。転機はいつ訪れるかわからないものですね。