名声と引き換えに、失った“自由”
米CBS局のトーク番組に出演した際に、歌姫レディ・ガガは現在の心境を次のように語りました。
『“名声”とは、ひとつの境界線のようなもの。それを越えてしま
うと、自由ではなくなってしまう』
『だから私は、外へ出掛けると“自分”ではなく“物”になってしまう』
『誰かがビーチまで追いかけてきても、私はその人に何も言い返せない。本音はさておき、その人は何一つ違法な行為をしていないもの』
『だから、警察を呼んで“あの人を遠ざけて!追い払って!”なんて訴えることは出来ない。例え、相手がパパラッチでもね』
いまの望みは“普通”に人々が接してくれること
歌姫レディ・ガガは、現在の状況を赤裸々に告白すると同時に、以下のようにも語っています。
『本音では、人が恋しいわ。好きなところに出かけて、出会った人に声を掛けて……人生について語り合えたら最高ね』
歌姫レディ・ガガとしてではなく、誰でもない普通のガガとして誰かと接したい。とても、切ない願いです。
名声を得た人は多くの“何か”を得る代わりに、それまでの“当たり前”を失います。逆にいえば、何かを代償として捧げなければ名声を得ることは出来ないのです。
また、過剰な活動を行うパパラッチにも問題があるといえるでしょう。彼らが、良識と相手を思いやる気持ちを持てば、もう少し状況が変わるはずです。