「もっと自由にやっていい。だって僕らは…」自由奔放な野村周平の真意とその魅力とは

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マイペースで自由なキャラクターで周囲をも巻き込んでゆく俳優・野村周平。現在その個性的キャラでドラマや映画・バラエティでも引っ張りだこの彼。
今回のインタビューでは、テレビで見せるハイテンションな素顔の奥にある真意と、最新主演作『サクラダリセット』についての想いを語ってくれました。

『サクラダリセット』今までで一番の長セリフに挑戦! 

今回主人公「浅井ケイ」を演じた野村さん。演じるうえで様々な苦労があったそうです。

――特殊能力を持った高校生たちの戦いを前後篇の2部作で描く『サクラダリセット』は、緻密なプロットと見事な伏線回収が魅力です。台本を読んだときどう思いましたか?

野村周平 最初に読んだときは、難しくて理解するのに時間がかかりましたね(笑)。
しかも前後篇を同時進行で撮っていたので、演じているときも複雑だなと思っていて。
なので、常に監督と「いま、こういうことになっている」というのを確認して、答え合わせをしながら撮っていきました。

――野村さんが演じた浅井ケイは、記憶保持能力を持つ高校生。知略を巡らせて周囲を率いていく姿をどう思いましたか?

野村周平 知的でカッコいいと思います。賢くて、どこか悟ったような部分がある役なので、セリフの言い回しを速くしたり、背筋を伸ばして姿勢を良くすることを意識していました。
難しかったのは、やっぱり長ゼリフ。能力の使い方や戦略を説明するシーンが多かったので……

――確かに長ゼリフが多かったですね。もしかして、これまでに出演した作品のなかで一番長かったですか?

野村周平 いままでで一番というくらい長かったと思います。ひとつのセリフが台本で10ページくらいあったりして。しかも、難しい言葉がたくさん出てくるんですよ!
だからもう、セリフが合っているのか間違っているのか、セリフを言いながらわからなくなっていることもありました(笑)。

――大変な現場だったんですね(笑)。撮影はロケが多かったと思いますが、楽しい思い出もできましたか?

野村周平 学校のシーンを撮った(三重県)四日市は、おいしいものがたくさんあって楽しかったです。(深川栄洋)監督や共演の黒島結菜ちゃん、平祐奈ちゃんと一緒に松阪牛を食べに行ったり。
共演者は年下の子が多くて新鮮でした。平ちゃんに関しては5歳も年下だから、「普段、何してんの?」「好きな人いるの?」みたいな話をして(笑)。
撮影は大変でしたけど、現場はすごく楽しかったですね。

緻密なプロットと見事な伏線回収が魅力の映画ということで、台本を理解するのにも苦労したという野村さん。一番長いセリフは10ページにもおよんだことを告白しました。
そんな苦労の多い中でも、ロケ先で美味しいものを食べたり、現場での何気ない会話が楽しかったそうです。

――ケイは「人の悲しみをなくすために能力を使いたい」と言いますが、もしご自分に特殊能力があったら、同じように考えますか?

野村周平 そこは僕も共感しましたね。能力があったら、やっぱり大切な人たちのために使いたいって考えると思います。
僕も基本、みんなにハッピーになってほしいと思っているので。まだ23歳なので、本音が出てしまうときもありますけど(笑)。

――お仕事の場でそう思うことが多いですか?

野村周平 基本的に撮影現場ですかね。現場が楽しくないと、お芝居もつまらなくなってしまうので。

――確かに、いろいろな方から「野村さんが現場を盛り上げてくれた」っていうお話はよく聞きます。

野村周平 みんなと仲良くないと、仲の悪い役もできないと思うんです。だから僕は、役作りのためにわざと仲良くしない、みたいなことはしないです。
役者というのは、嘘をつくのがどれだけうまいかの勝負だと思うので。

――このお仕事を始めたときからずっとそうですか?

野村周平 ある時期からそうなりました。僕はオーディションでこの世界に入ったんですけど、当時は俳優になろうっていう強い意思があったわけではないんです。
だから、いきなりお芝居を好きになれたかと聞かれると、そんなことはなくて。自分が伸び伸びとできていない感じが常にあったので、お芝居を楽しむためにはまず現場を楽しもうと思って、自分から盛り上げるようになっていきました。
今はお芝居自体も楽しいけど、当時はそういう気持ちでしたね。

若さゆえに本音が出ることもそんな気持ちを素直に話してくれるところも彼の魅力ですね。また現場を盛り上げるようになったのは仕事も楽しくやりたいという彼らしい気持ちからきていたのですね。
自分の気持ちに素直な彼だからこそ、自然と周囲を巻き込んで盛り上げることができるのでしょう。
俳優をやるうえで「みんなに好かれようと思っていない」!?彼が語った更なる心境とは?
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