菅田将暉の父親は、関西では名の知れた有名人
菅田さんといえば、二枚目なルックスと幅広い役柄を演じる実力を兼ね備えているところが大きな魅力です。
2016年だけでも9本の映画に出演し、日本テレビ系ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』では、主人公を食う勢いの演技力で注目を集めます。
さらに、KDDIのCM『au三太郎シリーズ』では、鬼ちゃん役をコミカルに演じるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍。
なんと、菅田さんが芸能界デビューをする前までは、父親の方が業界では「有名人」だったそうです!
テレビ局の関係者の話によると、
「菅田の父親は菅生新(すごうあらた)といって関西ではテレビやラジオのパーソナリティとして知られています。もともとは製薬会社の営業マンだったのですが、30歳を過ぎて経営コンサルタントに転身、前後して関西のローカル局で『菅生新のサクセスファイター』などの番組を持っていました」
菅田さんが有名になってくると、マスコミへの露出は控えるようになったそうですが、それでも自己啓発セミナーの講演などで全国を飛び回る忙しい毎日を過ごしているんだとか。
関西で冠番組を持っていたとは、相当の人物ですよね〜?
某雑誌社の記者が、東京でのセミナーを終えて壇上から降りてきた菅田さんの父親を直撃しました。
すると、菅田さんの父親の個性的なキャラが炸裂したのでした!
父親の個性的キャラも影響?菅田将暉の演技力に高い評価
記者の取材に対し、菅田さんの父親は「いやあ、“お父さん出たらアカンよ!”て事務所から言われてるからねぇ」と言いながらも、ぐいぐい前に出てきてマシンガントークを展開します。
「僕は自分の冠番組を持っているので、息子がデビューしたらすぐバレるでしょ。だから『仮面ライダーW』が決まった時、菅田将暉に名前が変わったんだよね。出来れば本名で出てほしかったなあ」
菅田さんの演技力の高さについて質問を投げかけたところ、マシンガントークに拍車がかかります。
「たとえばね、息子が中学校の夏休みなんかの時に、セミナーの受付をさせていたんです。小さい頃から会社の社長と話をして人間観察しろよ、とね。世の中を動かしている人を観察しなさいという教育です。有名なところでは、HISの澤田秀雄社長なんかにも会わせている。直接の俳優修業ではありませんが、自分という人間を“経営”しろ、そして自分という株を上げろとは言うてました」
父親は菅田さんに対して、世の中を生きていくために必要な『術』を、ビジネス的な観点で教えていたのでした。
どんな世界で生きていようとも、強みは共通であり、活かし続けることができるものです。
人を観察して自身を育てるという考え方から、菅田さんの多才な演技力は培われてきたのでしょうね。
菅田さんは、〈天は自ら助くる者を助く〉で知られるサミュエル・スマイルズの『自助論』をカバンにしのばせていたそうで、父親の影響かもしれません。
「私は歌が大好きでね。息子には、“吉田拓郎に会わせてくれたら、お父さん死んでもいい”って言うてるんです」
関西人のノリ全開!な父親のキャラに、思わず笑ってしまいました。
個性的な父親の存在も、菅田さんの演技力に影響を与えているのでしょうね!(笑)
コラムニストの中森明夫氏は、菅田さんの魅力をこう分析します。
「近年まれに見る才能の持ち主だと思います」
「菅田君は演じられる役柄がとても幅広いのです。陰のある難しい役から、チャラチャラした現代的なアンチャン役にいたるまで、どれも見事に演じられる。また、いい男ではありますが “いかにも”な二枚目ではない。映画監督が使いたくなるのがよく分かります」
気さくでフレンドリーな性格で、共演者やスタッフなど周囲の人たちからも愛されている菅田さん。今後の活躍にも期待したいと思います!