「大自然を捉えた圧倒的な映像の前ではどんな歌詞も小さいと思った…」
富良野の美しい自然に歌詞をのせることなく、シンプルなハミングにすることで、より一層大自然の美しさを引き立たせ、記憶に残る主題歌となったのです。
共感を生む倉本氏の人生観
「人はまじめにやると、どこかで矛盾が出てくるものです」
と倉本氏は言う。富良野の美しい自然のなかで繰り広げられる物語『北の国から』。
倉本氏の実体験を交えながら構成されたこのドラマで、人としてのリアルな世界観が描かれています。
相手を思うあまり空回りしてしまう…誠意が時に仇となってしまう…誰もがこんな経験をしたことがあるんじゃないでしょうか。
人間のこんな不器用な部分を父・五郎を通して共感する人は少なくないでしょう。そんな部分も愛される作品となった理由の一つではないかと感じます。