だれもが納得する「大物」という存在感
世界で活躍するビートたけしさん。その活躍はお笑いのみならず映画監督や俳優など多岐にわたります。
様々な事件・事故に見舞われた過去がありますが、それでも多くの後輩芸人から師とあおがれ、世界的にも注目を集める存在であり続けています。
その秘訣とは…
優しさ溢れる「粋」な計らい
浅草の老舗定食屋さんが生放送のワイドショーで紹介された際、たくさんサインが飾られている中、一番目立つ場所に色紙一枚分のスペースを残していることについて「ここは、たけちゃんのサインを飾りたくてとってあるんだ」とご主人が語ったそうです。
その数時間後、生放送も終了し通常どおり営業していた定食屋さんへ「どこにサインを書けばいいの?」と現れたのはビートたけし本人だったというのです。
浅草生まれ・下町育ちという彼の優しさ溢れる「粋」な計らいに、ご主人がどれほど感激したことか想像しただけでもジーンとしてしまいます。
有名になっても…30年以上続けてきた習慣
あるインタビューで語られたという彼の習慣に驚きました。
『おれは、自分の好き勝手やっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。しかし、テレビ番組をやっても、小説を書いても、映画を作っても、絵を描いても、なにをやっても評価されてしまう。おかしい……。 よく考えても、自分の才能でそれらをやれるわけがない。ただ、心当たりが、たった一つだけある。それは、若いころに師匠に“トイレを綺麗に掃除しろ”と言われてから30年以上ずっとトイレ掃除をやり続けてきた。自分の家だけでなく、ロケ先や公園、ときには隣の家のトイレ掃除もした。オレが成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれない!』
人からの指南を素直に受け入れ、有名になってからも奢ることなく継続し続ける姿勢が彼を大きく育てた要因といえるのかもしれません。