「ごめんなさい。あなたとは
やっていけそうにありません。
さようなら」早朝に急いで
書いたような置手紙を、
黄ばんだ置手紙を、
私はなぜか手放すことが
できませんでした。
娘の精神状態が
穏やかになったあとで、
この手紙も見せてあげようと
決心しました。
そして去年の冬、
夕食を食べている頃に
一人の来訪者がきました。
ドアをあけると、
白髪の目立つ女性が立っていました。
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