不良小学生の俺らが、連れのオヤジを襲撃したら、誰もが予想できなかった展開に巻き込まれることに・・・

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目の前で「カチャン!」と音が鳴った。

顔を上げるとテーブルに特大のおにぎりが二個。

きっちりのりも巻いてある。

母ちゃん・・・・?

さらに顔を上へと恐る恐る上げていく・・・

母ちゃんは俺と目線を合わせた・・・・

坂倉と同じく、つり目の母ちゃんの目が

ぐぐっと横に長く伸びた。

口角がくっとあがり、俺がよく知ってる

いつもの母ちゃんの笑顔がそこにあった。

母ちゃん「よし!とりあえず腹減っただろう!食べなさい!」

俺「え・・・?俺・・腹へってないんだけど・・」

 

母ちゃん「男だろ!まずは食べな!」

俺「いや・・・口の中切ってて痛いし・・」

母ちゃん「あらあら、1ちゃん。食べさせて欲しいんでちゅか~?」

俺「ば・・バカ野郎!一人で食えるよ。」

俺はいろいろと不安だったが

母ちゃんの笑顔を見て、ほっとした。

胸で暴れていた雷雲ののようなうなりがが

一気に消え去り、胸の中が解放され晴れ渡っていく・・・

嬉しくてちょっと泣きながらおにぎりを食べた。

一通り食べ終わると

母ちゃんは笑顔のまま俺に対峙し話しかけてきた。

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