なんだかんだで、あの日は最初から最後まで女性の顔はほとんど見えなかったからなぁ…。
俺 「い、いいえ…俺なんもしてないですよ。」
女性「そんな事ないです。本当に助かりました。」
元々女性と話すのは得意でもなく、職場も年配のおばさん以外に若い女性は居ないので
俺は少し緊張していた。
丁度その頃、待っていた電車がホームに入ってきた為
俺と女性は電車の中に乗り込んだ。
空席はたくさんあったが、なんとなく扉横の隅にある手すりに?まり立っている事に決めた。
すると女性も俺に添う形で近くの取っ手に捕まって俺に喋り始めた。
次のページに続きます…