男「いやあ、単純に信じないだろうなって思って」
男「自己紹介でいきなり幽霊だって言って、信じますか?」
女「まずあなたは、わたしに素人童貞ってことしか教えてません」
男「あはは、これはうっかり」
男「でもやっぱり自己紹介をしても、絶対にあなたは信じなかったでしょう?」
女「それか間違いありません」
女「でも管理人さんが屋上に来た段階で、説明はできたはずですよね?」
男「あそこらへんはテンションあがっちゃって……思わず自分が生きてると錯覚しちゃったんですよ」
女「死んでるのにテンションあがっちゃうんですね」
男「僕の場合はね。ほかの人は知りません」
女「……でも、どうしてわたしにはあなたが見えるんですか?」
男「それについては本当にわかりません」
女「本当に?」
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