俺が通っていた学校には、卒業の時にタイムカプセルを埋める習慣があった。不登校だった俺はカプセルの中に何も入れてないんだが見覚えのない写真が入っていて・・・

【PR】Akogare




俺 「後 輩 さん?」

やっとのことで声が出た。震えてるよ。カッコ悪いけど。

次の瞬間、悲鳴とも絶叫ともいえない声で人影がこっちに向かって走ってくる。

思わずちょっと後ずさり。

俺の手前2メートルの位置で女性が止まる。暗くてよくわからん。

後輩さんかどうかは判別がつかなかった。俺が持ってる写真から10年以上経ってるし。

でも俺の名前を知ってるし、なにより今ここにいることがその証明だろうと。

ホワイトデー、奇跡の再会ですわ。

この時点で俺、有頂天。

 

次のページに続きます…