彼男「は?俺知らな」
虎男「ふざけんじゃねーよ!なにが彼氏だ聞いてあきれる!全部割れてんだよ!出るとこ出てやろうか?ああ?」
ものすごい剣幕の虎男。
坊主頭の毛が全部逆立ってるよ…
今にも噛みつきそうな勢いに彼男たじたじ。
虎男「今すぐ合鍵返せ!んで二度と姿見せんな!今度てめーの話聞いたらたたじゃおかねーからな!!」
彼男、合鍵置いて逃走。
なんか笑えた。
あんな男に抱かれていい様にされていたかと思うと、色々思う事はあるけど。
私はそのまま虎男と実家に帰省。
みんな温かく迎えてくれた。
新年早々に引っ越しも済ませ、それから彼男には一度も会っていない。
虎男はあれから背が2センチ伸びて、高校も卒業して今では立派な警察官です。
この前「ねーちゃんに会わせたい人がいる」
と彼女連れてきやがりました。
結婚式では私への手紙を読んでくれるらしい。
ねーちゃんは嬉しいよ。
あんたは最高の弟だよ。
ねーちゃんの誇りです!
彼女大事にしろよ!
そして私も来年春結婚します。
未来の旦那は強くて優しい人です。