4: :2008/06/17(火) 05:56:57.73 ID:
第1章 おふくろとの別れ
3年前の春。超が付くほどの4流大学を卒業した俺は就職のために1人暮らしを始めた。
ずっと憧れていた1人暮らし。
物件選びのため不動産屋に行くのすらワクワクする。
何件かの不動産屋を廻り
やっと家賃と自分の希望に見合った部屋を見つけた。
間取りは1DKで居住空間は10帖。
まずまずの広さだ。
6: :2008/06/17(火) 05:58:26.53 ID:
外観も内装も手入れを入れたばかりとかで小奇麗にできている。
部屋が決まったその週末には引越しで実家を出た。
苦労を掛けたおふくろとの別れ・・・。
中・高とグレた俺はおふくろにいつも心配を掛けていた。
8: :2008/06/17(火) 06:00:26.07 ID:
中学で親父が他界。
それからはおふくろが女手一つで俺を育ててくれた。
そんなおふくろの苦労も知らずに、家の貧しさから俺はグレた。
学校や警察から呼び出しをくらうのは日常茶飯事。