屈辱は最大のエネルギー
『栄光の架橋』を聴いてアテネ五輪のことを思い出し「選手達に絶対にあの思いをさせたくない。必ず金メダルを獲らせるんだ」と気合が入るという。
2016年のリオオリンピックでは柔道男子も2大会ぶりの金メダル、そして全階級でメダルを獲得した。その後のインタビューでは「よく選手たちが頑張りました」と涙ながらに話す井上監督の姿が思い出される。「オリンピック界では伝説の歌の1つと言って過言ではない」と『栄光の架橋』を評する井上監督。「スポーツ界だけでなく人生を通したうえで伝えた言葉だ」とも話した。
VTRで井上監督のインタビューを見た北川悠仁は「ちょっと胸がいっぱい」と目を潤ませた。
アーティスト同士通じるものがある
また、2011年3月11日に東日本大震災が起き、その夏の8月8日、ゆずは岩手県陸前高田市を訪れ弾き語りライブを行い『栄光の架橋』を歌った。岩沢はその歌が「いろいろな場所で歌われ励ましになり皆頑張っている」と後で耳にしたという。
この日の『SONGS』では北川が敬愛するX JAPANのYOSHIKIからもメッセージが届き、ゆずの作品について「素敵なメロディーはどこかに毒を持っていると思う。人の背中を押す楽曲にも、実は生みの苦しみがあるもの」と語った。
ゆずの楽器は前向きで元気になれるイメージですが、そこに辿り着くまでには前向きじゃない時もあり、そういうものが言葉やメロディーの中に潜み人々の心に響いていくのでしょうね。