“禁止されるほど試してみたくなる心理現象”という意味を指す番組タイトル『カリギュラ』。
同番組は、今や地上波では放送できないような企画に敢え、挑戦していくバラエティシリーズとなります。
5月31日、MCを務める今田耕司さんと東野幸治さんは、番組収録の合間に都内スタジオのセットの中で合同取材に応じていました。
その取材中も、終始笑いの絶えない質疑応答になった様子。
番組収録の合間に行われていたため、疲れているはずの今田さんと東野さんでしたが、とてもにこやかに記者たちを迎え入れてくれていました。
今田さんは「すごくいい形ですでに6回分ぐらい出来ている。地上波では多分無理やろうということも出来ていますし、観ている人が楽しんで笑えるバラエティとしてちゃんと成立している」と自信をうかがわせました。
一方東野さんも「(地上波の)制約の中でやるのも楽しいんですけど、地上波とは違う主旨で楽しくやっています」と顔をほころばせる様子が印象的でした。
お互いの意気込みは
今田耕司さん曰く、「いい企画があれば誰の発案でも」とのこと。
たとえば番組の企画には、
芸人の母親に『振り込め詐欺のドッキリ』を仕掛ける、
東野さんが狩猟に体当たりで挑む『東野、鹿を狩る』などがあり、
ちなみに『振り込め詐欺のドッキリ』は、世間に注意喚起を促す意味もあるようです。
さらに東野さんの持ち込み企画『東野、鹿を狩る』について今田さんは、
「自分が本気でやりたいことだと熱量が違うから、見応えがすごい」との感想を伝え、東野さんも、「ホントに楽しかったですよ。
次はイノシシ、その次はクマいってやろうと(笑)。地上波ではなかなかやらせてくれないし」と実に満足そうな様子を見せていました。
「鹿の次はイノシシ」とやる気の東野幸治さんですが、
ちなみに番組にちなんでお互いの“タブー”について聞かれた際、
今田さんが、「お互いのギャラを知らない。芸人同士で酒を飲んでてもそれだけは…。言ったらアカンちゃうかというよしもとのタブーがありますね」と明かしました。
東野さんが「今田さん、最近ギャラが上がったって聞いたんですよ」と問いただす場面があり、
今田さんは「すごいな。完全なデマや。結構それ言われるんですけど、見事に交渉失敗したもん」と、なんと過去にはギャラの値上げ交渉に失敗していたことを暴露しました。
その際に、社員からギャラのシステムをしっかり説明され諦めたそうです。
「(吉本は創業1912年で)100年の歴史なので、(システムが)上手いことできてるんですよ」と感心する今田さんに対し東野さんは、「でも夢がありますけどね。さんまさんとかダウンタウンさんとか辞めてないですから」と将来に対し希望を見出す場面も。
そこで今田さんが「70代の師匠がみんな幸せそうなんですよ」と先輩に触れると、東野さんは「坂田師匠(=坂田利夫・75)なんて朝起きてNGK(なんばグランド花月)行って、横向きに歩いて帰っていくだけですから。幸せじゃないですか」と言い爆笑を呼びました。
今田さんと東野さんは、「我々は上の人のために働くみたいな」「年金システムです」「我々のギャラが安いのは坂田師匠がご飯食べるためです」と2人顔を見合せながら納得し合っていました。
東野さんは、「地上波でなかなか出られない芸能人の方や、事務所辞めて独立して出づらい方とか是非来て欲しい」と番組ゲストを呼ぶにあたっての自身の持論を説き、「ちょっとイヤなことがあったときしんどいときに(この番組を観て)笑っていただいたら有難い」とも訴えました。
今田さんは「地上波で見られない、『行列』では絶対見られない東野君の顔、そんな表情でも面白い(笑)。この先もどんどん面白くなりそうな感じなので、是非観て話題にしていただきたいですね」と呼びかけました。