キレられたのは初めて
ツイートによると小籔さんは、新幹線の車内でリクライニングをマックスまで倒したそうです。
すると後部座席の乗客から怒られてしまいました。
咄嗟に「すんません!」と謝罪しリクライニングを元に戻したものの「マックスまで倒していいと思っていた」だけになんども釈然としなかったそうです。
後ろの乗客に、「マックス倒したらダメなんすか?」と小籔さんが尋ねると「やりすぎでしょ!」と言われたそうです。
マックスはダメだと言われましたが、「1000回以上新幹線に乗り キレられたの初めて」だったそうです。
このつぶやきは多くの反響を呼びました。どのような意見が集まったのでしょうか。
多くの反響が飛び交う
小籔さん自身は、「マックス倒してよいに一票なんやけど」と発言しています。
合わせて「倒してよい角度おせーて」「JRとか規定はないんかな」ともぼやきました。
「倒してもいい角度までしか倒れない椅子にしていただけないでしょうか」とも訴えかけています。
これに共感した意見が多く寄せられました。
「いゃ…倒してイイですよ! だって倒れるのですから!」
「怒る人なんかいるんですか?わたしもいつもリクライニングします」
「不満ならJRに文句を言うべきで倒している人に文句を言うのは筋違い」
集まった意見はごもっともです。
倒すのがダメなら、そんな構造をしていなければいいのです。
しかし、反論も多く寄せられました。
「1000回以上新幹線乗ってるならなんとなくココくらいかなって角度わからないかな?」
「自分が倒されたら嫌だな と思う角度までですよ」
「後ろの席に誰も座っていない時ならマックス倒して良い」
どこまで配慮するのかさじ加減に規定はありませんが、気遣いをすることは大切です。
限られた時間と空間なのですからお互いが気持ちよく乗車し快適に過ごしたいものです。
JR「ルールはありませんが・・・」
JR東日本の広報部は、J-CASTニュースの3月31日の取材に次のように答えました。
担当者は「非常に答えづらい問い合わせですね」と話しました。
もっとも、座席をマックスまで倒すことについての是非は、これが正解だとは一概に言えないかもしれません。
「人それぞれ さじ加減が違うから難しいですよね」
「今日はついてない。と思うしかない」
といった声も寄せられていました。
JR側は「利用するのはお客さまですので、私たちがお願いできるわけではない」と話しています。
マックスまで倒すのは後ろに人がいないときのみといったルールなどは特に決めていないと答えました。
ただし、モラルの問題として、次のようにも指摘しています。
前の人が座席をいきなりガクンと倒すと後ろの人は面白くないはずですので、後ろに配慮してゆっくり倒すようにしていただけたら。できれば、一声かけてから座席を倒すようにしてほしいと思っています
もしかするとちょっとした一言で、マックスまで倒しても怒られないこともあるかもしれません。
また、JR東海も、特にルールはないそうです。
座席を倒すのを遠慮してもらうような案内は行っていません。
しかし、乗客からの問い合わせなどには、会社の公式見解として次のように伝えていると取材に答えました。
リクライニングの角度につきましては、お客さま同士の譲り合いやお声かけなどでご利用いただくよう、また、ご利用の際は、後ろの席のお客様のご様子に留意していただくよう、ご協力をお願い申し上げています
日本人が得意な譲り合いの精神
素朴な疑問ながらも、とても奥が深いつぶやきでした。
仕事で疲れた帰りの新幹線でリクライニングをマックスまで倒したい人。
雑誌を読みたいのに前の座席がマックスまで倒され迷惑に思う人。
人それぞれの事情があって正しい答えは決められそうにありません。
日本人が得意とする譲り合いの精神、相手を気遣うさりげない配慮を見直すきっかけにもなりそうです。