といってもT先生の下に戻るというわけではなく、
新しい現場を探す方向で考えた。
業界の人には有名過ぎる某アシスタント募集掲示板にて
色んな作家さんの求人を見た。
どこの求人の条件もT先生の現場に比べたら給料も高く、
拘束時間も短かった。
正直お金が稼げるなら現場はどこでも良かったんだけど、
やはり行くからには役に立ちたいし、
あまりにレベルの高過ぎる現場は
またゼロからスタートになりそうで敬遠した。
「イチからやってやるぜ」というかつての若い気力は、
この時にはすでに枯れていた。
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