そして、誰にでも出来る簡単な
ベタという黒く塗りつぶすだけの作業が俺の仕事になった。
仕事が始まると誰も喋らなくなった。
明らかに空気が一変した。
俺も緊張感を持ってベタに集中する。
「×」印の付いた箇所を塗るだけの単純作業だったが、
「はみだしてはいけない」と思うとなかなか時間がかかる。
しばらくして別室から先生がアシ部屋に戻ってくる。
まだ一枚目のベタ作業に苦戦中の俺。
「え?どういうこと?なんでこんなに時間かかってるの?」
俺はドキリとした。
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