相談を受けたのが誰かというと・・・
相談を寄せられたのは、「WHY JAPANESE PEOPLE!!!」のフレーズでブレイクした「厚切りジェイソン」さん。
日本では芸人として有名になりましたが、彼の肩書はそれだけにとどまりません。
アメリカのITベンチャー企業の取締役という顔も持っています。
マルチな活躍をする厚切りジェイソンさんのTwitterには、多くの人から人生相談が寄せられているのです。
多様な人生の経験がある人に、悩みを聞いてもらいたいという気持ちがあるのかもしれませんね。
部下の「遅刻」に悩んでいます
今回、相談を持ち掛けたのは、部下の遅刻癖が治らないという会社員の男性からのものでした。
何度も注意しても部下の遅刻癖が治らないことを悩んでいるようです。
業務に支障はないとはいえ、何度も続くと嫌がらせのように感じてしまうのはしかたないことでしょう。
そんな部下に対して、どう接したらいいのか、どう言えば遅刻癖が治すことができるのか、上司なら思い悩んで当然かもしれませんね。
外国人ならではの回答を展開しました
この悩みに対しての厚切りジェイソンさんの回答は、一風変わったものでした。
遅刻癖を治す方法を回答するのではなく、独特の言い回しで、見た人を納得させてしまったのです。
恐らくこの回答が想像できた人はほとんどいないのではないでしょうか。
言われてみれば、みなさん、思い当たる節がありますよね。
日本では、何にしろ開始時間にはとても厳しい風潮があります。
約束の時間にルーズな人は、嫌われてしまうこともありますよね。
しかし、終わりの時間に関しては、「何時」と決めても、なかなかきちんと終わらないのが実情です。
企業では、退社時間を過ぎてもサービス残業を求める企業が多くいるため、「過労死」などの社会問題につながってしまうケースもあります。
定時に仕事を切り上げて帰宅することで、嫌がらせを受けたりする人もいますから、必然的にほとんどの社員が「サービス残業」をすることになってしまいます。
「退勤時間にはルーズなのに、出勤時間には厳しすぎる」日本人の状態が、厚切りジェイソンさんにとっては不思議でならないのかもしれません。
国が変われば価値観は大きく違うものです。
異文化で活躍する人たちにとって、異国の文化に馴染めないものや疑問に思うことがあるのは、当然のこと。
私たちが「当たり前」と感じていることに、「本当にそうですか」と疑問を投げかけられたとき、「当たり前」だと思える人はどれだけいるのでしょうか。