荻原次晴が「しくじり先生」で語った感動回→金メダリストの兄と「比較すらされなかった」地獄の日々を体験した彼の胸に突き刺さる名言とは??

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光の中にいる兄と闇の中にいる弟

幼少期からともにスキーに励んでいた荻原兄弟。全国大会では、兄弟で優勝を競うほどの実力の持ち主でした。しかし、初めての国際大会で兄弟揃って惨敗という結果に…。

兄・健司さんは世界に挑戦しようと意気込みを見せ、大学4年生でアルペールビル五輪に出場し金メダルを獲得。一方、次晴さんは「世界はレベルが高すぎる」とスキーを諦め、金メダリストとなった兄の影で単位が足りず大学留年とまさに光と影の存在となってしまったのです。

国民的スターとなった健司さんが世間で双子ということが知られていなかったため、次晴さんが兄と間違えられる度「違う」というと「偽物か」と言われる、自分の存在までも否定される地獄のような日々を過ごしていました。

やり場のない怒り、母への暴言

自分の存在も認めてもらえない、兄と比較すらされない地獄のような日々から次晴さんの苛立ちはピークに達し母親に「なんで俺を双子に産んだんだよ!」と暴言を吐いてしまいます。

しかし、この状況から脱出できるのは自分しかいないと考え「自分も有名になって次晴の存在を知ってもらおう」と再びスキーの世界に飛び込みます。しかし、すぐ世界に挑戦した兄と違いブランクのある次晴さんは、大健闘を見せるも健司さんが2枚目の金メダルを獲得したリレハンメル五輪で代表を逃してしまいます。

この悔しさをバネに次晴さんは国際試合での経験を重ね、意地で長野五輪代表の座を獲得しました。自分の存在を示すために。
「本気」になり想像を絶する努力の末、世間に「荻原兄弟」の名を轟かせたのです。

本気を出してみよう

次晴さんは自分の人生を振り返りこのような言葉を残しています。

「『比べられること=期待されている』比べられてる事を喜びに感じて本気を出してみよう」

さらに、母に心ない暴言を浴びせてしまい悲しませてしまった自分に対して「こんな愚かな奴はいない」と悔し涙を流しました。
その姿に共演者、視聴者が涙しました。

本気になったことがあるのか?と自問自答した人も。

「優秀な人と比べられた時、逃げ出すのではなく、比べられることをまず喜ぶこと。そして、そこで本気を出してみよう」
自分の存在を証明するために世界の舞台まで兄の背中を追いかけた次晴さん。その考えに至るまでには紆余曲折あったと思いますが、どんな世界でも「本気を出す」という真の意味を説いてくれた次晴さん。そして、その先にあるものも身を挺して教えてくれました。

あなたは本気になったことがありますか?