運動嫌いを半減できるのか…
6月5日放送「バラいろダンディ」(TOKYO MX)において、「スポーツ嫌いダメ? 国の目標波紋」と題した朝日新聞デジタルの記事がテーマとして取り上げられました。
その中で、コメンテーターの武井壮さんの意見が巷で話題となっています。
記事では、スポーツ庁が計画した「スポーツ基本計画」において、「運動嫌いな中学生を半減」という目標が掲げられていることが紹介されていました。
そしてこれに対し、世間からは「強制しないでほしい」との反対意見が多く挙がっていることも紹介されていました。
これに対し武井さんは
「まぁその、スポーツが大好きで、頑張った人が言いそうなコト(計画)だなって思います」
「そんなにね。スポーツ好きな子ばっかじゃねぇし。ゲームやってるのが楽しい子もいりゃ、アニメみてるのが楽しい子もいれば、アイドル応援しているのが楽しい子もいれば、勉強してるのが楽しい子もいるから……」
「別にスポーツやんなくたって、人生が豊かにならないってわけじゃない」
元陸上・十種競技の日本チャンピオンなだけに、この目標に賛同するかと思いきや、ガッリ反対していましたね…
スポーツやらせるならリスクを解消してから
武井さんが言うにはスポーツに没頭するためには、まずそれが可能な環境を構築してからと指摘。
スポーツにはギャンブルのようなリスクが存在するのだと…
「もし、コレ(計画)を促進するんだったら……。スポーツってやっぱりね、ある程度、リスクがあると思ってるんですよ」
「そこに本当に没頭しちゃって、アマチュアスポーツでさ、全然儲からない業界に入っちゃう人もたくさんいるからね」
「だったらまずやることって、そこに進んでも、きちんとね、一般社会人と同じかそれ以上のレベルの生活をできるような仕組みをつくってから」
「それ(仕組み)もろくにないのに『スポーツやったらいいですよ~いいですよ~』っていうのは、俺はよくないなって思います」
確かに考えてみれば、スポーツって努力しただけ報酬がもらえるとは限らないですね。
武井さん、ツイッターでもこんな風に述べています。
そろそろスポーツとお金を切り離した時代遅れの考え方ををやめようよ。お金の事を考えないならスポーツはただの趣味であり遊び、それを頑張ってたら成績が上がって成功してお金が入るのは、いつまでも偶然で一握り、誰かが作ったシステムでたまたま手にしたものだ。スポーツで自ら掴める時代を作ろう。
— 武井壮 (@sosotakei) 2017年6月3日
こういうのはやっぱりアスリートとしての経験があればこその意見ですね。
これには「体育会系が言うから価値がある」「大いに同意」など賛同の声がたくさん聞かれました。
さすが「百獣の王」の面目躍如といったところでしょうか。