最初の予期しなかった試練とは?
それは、タイとミャンマーの国境にあるサルウィン川で起こりました。
タイでのロケが7日目を迎えた日、不意に池崎が寒気を訴え始め、
体温を測ると38.1℃もの熱があり、あえなくダウンすることになります。
いつもは、ウザすぎるほど元気な池崎もさすがに顔色が悪く、
もうろうとした表情で、得意の「イエーーイ!」も鳴りを潜めてしまいました。
ただでさえ、昼夜の温度差が20℃を超えるなど過酷な環境に置かれているのに、
こんな体調ではさすがにロケは無理。そう判断したスタッフは、
ロケ中断を決定し、池崎は泣く泣く休養に専念することにします。
無事に回復した池崎が、スタッフの修羅場に巻き込まれる!
無事、体調が回復した池崎の復活劇が見どころとなるはずだった次のロケ地は、インド。
池崎とスタッフ一行は、「悪魔の魚」「人食いナマズ」と呼ばれる巨大獰猛(どうもう)ナマズ「グンシュ」に狙いを定めます。
グンシュは肉食で、川を泳いでいた人が噛まれて溺死したという話もあるため、
池崎らは身を引き締めて釣りに挑み続けます。
ところが、グンシュ釣り開始から8日目の夜、空前絶後の大事件がぼっ発。
現地ガイドと怪魚ハンター・沖山との間にトラブルが発生します。
そこへ番組ディレクターも加わり、
“僕は正直、ガルヴさん(現地ガイド)のやり方はどうでもよくて、
沖山さんのやり方でこだわるしかない
「もう時間ない□」”
と火に油を注ぐこととなり、
ますます現場は「釣りまアース」史上最悪のピリピリムードが流れ出すことになってしいました。
それでも平和主義者の池崎だけは、
“「前向きに胸張って(やるしかない)」”
とポジティブな意見を言い続けますが、ディレクターは、
“「もうそんな段階じゃないから、正直!」”
ひたすら後ろ向きな発言を繰り返すスタッフに対し、ついに池崎は、
“「そんな暗い考え方ばっかすんなよ! 意味ねぇんだからさ、そんな考え方してもさ!」
「無理やり否定すんなよ!」”
と、普段テレビでは絶対に見せない表情で声を荒げ、
スタッフに本気で激怒する事態となりました。
スタッフと真剣な面持ちで口論となる池崎。
そこには彼なりの『ジャスティス(正義)』があるのですが、
過酷なロケで疲弊し、一向に釣れる気配のない苛立ちの中では、
スタッフ始め関係者全員が精神も擦り切れ、
もはや冷静に話ができる状態ではなく、修羅場となってしまっていました。
幸いにも、その翌朝にチームは見事、伝説の怪魚を釣り上げることに成功します。
すると一気に現場は歓喜の声に包まれ、亀裂の入っていた人間関係も修復されることとなります。
ブレイク中である池崎の強運を証明する形となったわけです。(笑)
先日のバラエティ番組では、故郷の鹿児島での営業に密着。
さらに池崎が、ある事情から15年もの間、
一度も帰っていない実家を訪れて両親に再会する現場にも密着しました。
最近、兄から送られてきた今の実家だという写真を見て驚愕!
本当に両親はこんな場所に住んでいるのか? それを確かめるべく実家の住所を訪れると、
そこには 以前自分が住んでいた実家とは変わり果てた姿の建物がありました。
風呂もなく、トイレも故障中で不便そうな家。
池崎曰く、
“5分あれば壊せるぐらいの脆さ”
といった両親の住まい。
でもなんと言っても、そんな過酷な状況であるにもかかわらず、
一切の弱音を吐かない池崎の母親の姿に驚かされました。
母親は、
“「何にも不自由はしてないよ(笑)」”
と、あっけらかんと息子を出迎えたのです。
過酷すぎる海外ロケでの、追い込まれても追い込まれても、
なお池崎が前向きな姿勢を崩さなかったのには、
そんな母親のたくましいDNAを受け継いでいる証拠なのですね!