庄司智春も「アニサキス」被害に!胃を血だらけにする寄生虫の恐ろしさとは??

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8匹に胃を荒らされ血だらけに!!!

昨年夏、番組の地方ロケで鮭いくら丼を食べた庄司智春さん、夜中に「前屈みになるぐらいの胃痛」が起こり、朝まで一睡もできないほどの痛みと格闘していたというその激痛とはどのようなものなのでしょうか?

「腹痛というよりは胃が痛いという感じ。下すとか下痢になるという痛みではない」

恐ろしいですね。

翌朝病院に行きなんと”胃けいれん”と診断されました。
(その病院も大丈夫でしょうか??)
それでも改善されないので別の病院へ行き内視鏡検査をしてもらったところ
なんと!アニサキス4匹が見つかり、最終的に8匹のアニサキスを発見!
胃の中が噛みつかれて血だらけ!!(ホラーですよ!!)
その後10時間かけて除去しましたが、庄司さんはこの体験から生魚が苦手になってしまいました。(そうですよねー。)

問題の「アニサキス」とは?

「アニサキス」とは寄生虫の一種で、その幼虫は半透明の白色。体長2~3㎝、幅0.5~1㎜くらいで、太めの糸のような見た目をしています。

魚に寄生しているのは幼虫で、寄生場所は主に内臓の表面。そして魚介類が死亡すると、筋肉に移動することが知られています。

左上画像に見えるリング状の幼虫のように渦巻き状になっていることが多く、左下画像のように肉眼で確認できるケースや、右上画像のように確認が難しいケースも。

寄生する魚の種類は?

人への感染源となる魚介類は、我が国の近海で漁獲されるものでも160種を超える。この中でも患者の食歴から、サバ(マサバおよびゴマサバの総称、加工品としての「しめ鯖」を含む)が最も重要な感染源と考えられる。

その他感染源になり得やすい魚介類はイワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジ、ニシン、ホッケ、タラ、マスなどとして注意が必要です。

寄生虫患者の多くはアニサキス症だった!

アニサキス亜科に属する線虫の総称がアニサキスで、その第3期幼虫が魚介類に寄生し(体長は2~3cm)、アニサキス症の病原体となる。人体症例から摘出される虫体も多くが第3期幼虫であるが、時に第4期幼虫も検出される。

寄生虫患者の多くはアニサキス症によるもので、厚生労働省からは、2013年の件数は88件で、ノロウイルス(328件)、カンピロバクター・ジェジュニ/コリ(227件)に次いで第3位の件数であることが発表されています。

そして、通常、アニサキスの幼虫は人の体内では成虫になれませんので排泄されますが、ごくまれに胃や腸壁に侵入。

その症状は大きく分けて4つ

魚介類の生食後数時間して、激しい上腹部痛、悪心、嘔吐をもって発症するのが胃アニサキス症の特徴で、人体症例の大半がこの症状を呈する。

患者の大半が「胃アニサキス症」となり、特徴は激しい腹痛と胃液のみの嘔吐。下痢は一切起こらないことが一般的な食中毒と異なります。

そして、虫体が腸に侵入して起こる「腸アニサキス症」は下腹部の痛みや嘔吐などに見舞われ、時に腸閉塞や腸穿孔を併発します。

他に「消化管外アニサキス症」や「アニサキスアレルギー」などの症状を起こすことも。
そんな恐ろしい「アニサキス症」、予防法ってないの?
あるんです。

予防法は加熱と冷凍が有効

海産魚介類の生食を避けること、あるいは加熱後に喫食すること(60℃で1分以上)が、確実な感染予防の方法となる。

また冷凍処理(-20℃、24時間以上)によりアニサキス幼虫は感染性を失うので、魚を冷凍して解凍後に生食することは感染予防に有効である。

“生食を避け、加熱や冷凍後に食べること”“が、何よりの予防法で、

魚介類が死亡すると内臓から筋肉へ移動するため、新鮮なうちに魚介類の内臓を摘出するなどの工夫も予防として有効だそうです。
ちなみに、醤油・わさび・酢などを使っても全く予防にならないそうです。残念。

海外ではどのような状況なの?

オランダでは酢漬けで生食するニシンを調理前に-20 ℃以下で24時間以上冷凍するよう法律で義務付けられています。

米国のFDA(食品医薬品局)は生食用の魚を-35 ℃以下で15時間、または-20 ℃以下で7日間の冷凍処理をするよう勧告しています。

EU(欧州連合)の衛生管理基準では視認による寄生虫検査を義務付け、生食用の海産魚に関しては冷凍処理(-20 ℃以下で24時間以上)を指示しています。
世界でも様々な方法で患者の感染を軽減させているようですね。

なんとアニサキス症は、庄司さんが診断されたように、
“胃けいれんや胃潰瘍、虫垂炎などの症状と類似”しています。
もし生魚を食べて腹痛や嘔吐、じんましんなどの症状が現れたら、すぐに医師の診断を受けることが何よりも重要です!