見守り
後日、しゅくはじめさんは、関根勤さんが師匠と崇める欽ちゃんでお馴染みの萩本欽一さんの本を読む機会がありました。
その本には「舞台を勉強するなら、正面からではなく袖から学べ」の言葉が。
以前の舞台では、これが学ぶことだなんて芸人にもスタッフにも何も伝えられていません。
関根勤さんの「不安だから、袖で見守ってくれ」の言葉の意味を知った瞬間でした。
普通であれば、先輩芸人として勉強の一環だからと伝えられ、若手芸人の士気を高める手段を選ぶ人が多いと思います。若手芸人の中には、その言葉が重く、体に力が入りうまく結果を出すことができない人もいるのではないでしょうか。
しかし、関根勤さんの「見守ってくれ」は、若手芸人達が学べるように、リラックスして舞台に上がり結果を出せるようにと配慮してのことだったのです。しかも、1回のみならず、講演が終わるまでの10日間、誰にも伝えることもなく、最後には感謝の気持ちとお小遣いを渡す。
若手芸人達の成長を願う、関根勤さんの優しさでした。
自らの経験や学びから、その人に一番合った学びの場所を与え、決して自分が前にでることなく陰ながら見守る姿に「親心」を感じますね。
番組内で千原ジュニアさんや伊集院光さんは大絶賛!
関根勤さんの優しさと愛が伝わる、感動のお話でした。