小林麻央さんの「乳がん」公表
心疾患、脳血管疾患とともに3大死因とされる悪性新生物「がん」。現代の医学によって、初期で発見されれば生存率も高く、「がん=死」というイメージも薄らいできています。しかしやはり自分や家族が「がん」と診断されるのはとても恐怖を感じることに変わりありませんね。
2016年6月、歌舞伎俳優である市川海老蔵さんが、妻であるフリーアナウンサーの小林麻央さんの乳がんについて会見で公表し、大きな話題となりました。
このニュースをうけ、「芸能界のご意見番」と呼ばれる和田アキ子さんが小林さんを気遣う場面があり、反響を呼んでいます。
子宮がんを患った過去
2016年6月11日に放送されたラジオ番組「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」では海老蔵さんの会見の話題に触れ「びっくりしましたねー」と切り出しました。南果歩さんや北斗晶さんの乳がん公表を例に挙げ「私も30代のとき、結婚して2か月で子宮がんを患った」と過去を振り返る場面がありました。子宮全摘を勧められた当時は「私は私で「子供が産めない」とか「女でなくなるから」とかって、ちょっともう発狂寸前まで泣きました」と辛さを語り、それを乗り越えたからこそ「結果、今元気です」という。
麻央さんの現状について、乳がん発見から1年8か月経過していることに対して「がんによって違いますけど、思った以上に重いんじゃないかな」と容態を心配し「元気になってほしい」と想いを語っていました。
経験者の言葉の重み
ネット上で批判される事も多い和田さんの発言ですが、今回の発言に関しては「経験者の言葉は重い」と共感する声が続々とあがりました。
アキ子さん本人も子宮がんを患った過去があり、他人事と思えないのかもしれませんね。当時の辛い心境を語りながら、麻央さんの病状回復を願う気持ちが伝わってきます。