三浦選手が養護学校に行っているらしい･･･その意図は？
三浦選手が養護学校へ頻繁に訪れ障害を持っている子どもたちと会っているという情報をある新聞記者が情報を入手しました。一般的には、あらかじめマスコミに伝えカメラを引き連れて訪れるのが通例です。なぜかというと、それは好感度アップや人気取りのためだとされています。
三浦選手はマスコミを引き連れず行っていたので、何か秘密があるのでは？とその新聞記者はスクープのネタになると思い養護学校に行ってみることにしました。
ついに養護学校に現れた三浦選手！
スクープを狙う新聞記者が張り込むこと３日間。ついに三浦選手が場違いな高級車に乗って養護施設に現れました。三浦選手は、養護施設の障害者の子どもたちとサッカーをはじめました。重度の障害を持っている子は手足の満足に動かない子もいましたが、皆必死になりサッカーを一生懸命、また楽しんでいました。新聞記者は少しずつ三浦選手から子どもたちにカメラを向けるようになります。そう自然に･･･。
楽しい時間はあっという間です。子どもたちに三浦選手は「今日もみんなありがとう！」と言いました。何か違和感を覚えるのは私だけでしょうか？
新聞記者の意地悪な質問に男前な回答の三浦選手
新聞記者は、三浦選手が子どもたちにお礼を言ったことにとてもびっくりしました。普通は逆だ…と。そこで、意地悪な質問をします「カズさん〇〇新聞ですけど、こういう施設にきて子どもたちとサッカーをしてあげるというは、やはり好感度とか人気取りなんでしょうか？」と。
三浦選手は驚きましたが次のように答えました。「僕が彼らに何かをしてあげるって？逆に僕が何かをもらっているようには見えなかったかい？」そう答えると、颯爽と車に乗って去っていきました。
記者はなぜ自分はこんな愚かな質問をしてしまったのかと後悔したそうです。そして、自分が撮影したカメラには、泥だらけになって倒れながらもボールに向かっていく子どもたちの方が三浦選手より多く撮影されていました。優しさは押しつけじゃだめなんですね。自然とこういうことができるキング・カズがますます好きになりました。
