認められた瞬間
バラエティでは顔にケーキを塗られたり、馬鹿な役をやらされる中、「チャンピオンも引退したら悲劇だね」などと言われながらも、ある日ドラマの「おしん」でセリフの多い役に大抜擢されました。
しかも、橋田寿賀子さんからの直々の指名だったそうで、ガッツさんは「先生、何で僕を選んだの?」と聞いたと言います。
すると橋田さんはこう答えてくれたそうです。
「あんた一生懸命やってるじゃない。普通、ボクシングのチャンピオンでこの業界に来るとみんな天狗で鼻持ちならないのよね。「あんたはチャンピオンのガッツ石松じゃなくて、役者の、芸人のガッツとして頑張った。
だからこの役はガッツ石松のために用意したのよ。あんたが一生この業界で食っていけるように」
その言葉を聞き、ガッツさんは人目もはばからず泣いたと言います。
アジア人初!
更には、スティーブン・スピルバーグ監督作品にも出演し
全米俳優協会から最優秀外国人俳優賞の受賞までしているって知っていましたか?
これは、アジア人初の快挙だそう。
どんなにひどい状況があったとしても、負けずに努力を続けていれば、
ちゃんと見てくれている人はいるのですよね。
ガッツ石松さん、素敵です。