【俺とアイツのはじまりは小学生の出会いから】
加藤さんの恩人は、実は一般人の東藤正憲なんですよ。芸能人ではないからみんな分かんないですよね、一般人ですみません・・・と加藤さんは少し嬉しそうに語ります。
俺がいま芸能人でいられるのはコイツから始まってるんです、と加藤さん。
加藤さんと東藤さんの出会いは小学生3年生の地域のマラソン大会でした。別の小学校だったんです東藤とは。「絶対、俺が1位になる!!」と豪語しているやつがいて、それが東藤だったんですよ。結果は、東藤が27位で俺が3位でした(笑)。中学で同じ学校になって俺と東藤の距離は近くなり、毎日一緒でしたね。
【高校は別々のところに、でもずっと一緒にいる2人】
大事なのでよく聞いてくださいねと念押しする加藤さん。俺は市内で一番の進学校に通っていたんですよ。でも、東藤は当時ですが名前だけ書けば入学できる高校だったんですよ。でも、高校時代もずっと一緒にいたんですけどね(笑)
加藤さんの通っていた学校は市内で唯一の私服で通える学校だったので、他校の生徒によくなめられているところはありましたね。でも、東藤の名前を出せば一発で静かになります。その時点で立派な恩人です(笑)
高校の卒業を機に加藤さんは進学校でありながら、進学せずに運送会社に就職し東藤は地元の土建屋に就職。加藤さんは、その年の冬のボーナスをもらって会社を辞め、乗っていた車を売ったお金とボーナスを合わせたお金で上京する予定を立てていました。
【突然の事故で資金難に!】
北海道出身である加藤さん。冬の北海道で路面が凍結していて前を走っていたトラックに追突事故を起こしてしまいました。幸い、加藤さんは無事だったのですが車は大破してしまい売ることはおろか修理代に20万もかかる上に、車を直すと上京するお金がなくなってしまうと困り果てていることを加藤さんは東藤さんに相談しました。すると、土建屋で貯めた20万を東藤が貸してくれたんです。当時19歳。20万って大金じゃないですかと加藤さん。でも、そのお金がなかったら俺はここにいなかったでしょうねと加藤さんは東藤さんへの感謝の気持ちを強く語ります。
【東藤さんから受けた影響が今の加藤さんを形成する】
東藤さんにお金を借りた加藤さんは上京し、20代後半になるころにはお金も入り始めました。ただ、アイツ返すって言っても受け取らないんですよね。
今、東藤は東京でジンギスカンの店をやっているんですけど、その開店費用は俺が出しました。最初は一緒にやろうかなんて話から、資金は俺が出すわって貸すことになったんですけど、20万より大きな出費になりましたね(笑)
東藤さんとのつながりで「やると言ったらやる」「絶対に裏切らない」「仲間を助ける」この3つのことを大事にしていますと恥ずかしそうに話す加藤さん。
親友である2人の絆はとても深く、基本的にはどちらもお互いの前では絶対弱音を吐かない。でも、どちらかが困っていたらその瞬間絶対助ける。それだけですと加藤さん。
あなたに親友はいますか??
こんな素敵な親友がいる加藤さんが羨ましいですね。